『貴女は狐?それとも蛇?』


【…………………】


これもダメなの?



はぁ~
思わず溜め息が出た


「奏、一度終了しなさい。」

父の声に私は解ったと言い…

印を解く前に祖父が札を貼った。

封印では無いけど…

逃がさない為に…


なかなか今回のはしぶとい…


いつもなら直ぐに騙されてしまうと言うのに…


今回は知能の高いしかも位が高い人なんだと思う…。


あの感じた気から…


女の人に化けた実は男の人だと思う…



きっと祖父も父も解ってるはずなのに…



…………………。



父は裏手に回ると言い社があったと言われる井戸の近所まで大女将に案内して貰った。


確かに…


そこには社があった跡が残ってた…


祖父と父は社の跡を見渡しそして父が地面に手を着き目を閉じて何か?を感じとろうとしていた。



きっと社が潰されたのか?潰れたのか?を調べてるんだ…


いつ頃だったのか?


父には過去と未来を交互に観る力があるらしい…

私にはまだそんな力は備わって無い…


祖父は代表者だから総ての術が使えると祖母から聞いた。