地神との約束…
私は必ず守ってみせる!
捜してみせる!
そう力強く言うと…
【お前の力…儂は確かと(しっかと)観せて貰った。感じさせて貰った。お主は九条家の当主に成るに相応しいの…】
地神は私の頭の中に話し込んで来た。
へっ?
九条の当主?
私は頭の中で言い返すと…
【お主は儂を誰じゃと思うとる?儂がお主達の事を知らぬとでも思うたか?儂とお主達とは古より関わりがあり繋がりが深いと言うのに…】
地神が言った。
古より九条家には繋がりがある?
関わりが深い?
どう言うこっちゃ?
私はまた解らなく成って来ると…
【儂がここに奉られた時もじゃがお主達の先祖が儂をここに呼び出し奉納したんじゃよ…古文書に書いては無いのか?】
古文書?
私は観てない…
父や祖父は観てるだろうけど…
私はまだ高校生に成ったばっかりだったから祖父から高校に進学して落ち着いたら…
と言う話だったから私は余り観てない…
でもあの魔方陣みたいな物は何処か?で見覚えがあったのは事実だから…
だから…
私はこんなにも必死に成って紙と玉を捜してるんだ…