私が触っていけない物を触ってしまったんだ…


私はすかさず地神様に謝った。



これは地神の力の源と言ってもいい紙。


それを位の低い私が触る事が赦されないだから私に触れるなと忠告をしたんだ…


私は地神にこの用紙をお返ししたい…

そう願うと…



頭の中に誰かが話をして来た。



地の底から響く様な低い声を発して…



【お前がその紙を返したいと望むのであれば儂らもお前達を赦そう…。だが玉はどう成る?あれも一緒に返してくれないのであればこのまま儂らはここが無くなるまで末代までこの温泉旅館に居座る事に成る。】


誰が?
私の頭の中へ話し掛けてるのかは?
解ってた。

だから交渉をしょうと思い紙を観ながら私は返答をし玉も必ず返します。
と私は答えた。



【ならばお前達に儂は任せて協力をしょう。そして約束をしょう。全部を返してくれればそのモノ達を儂が説得しあの世へ送り返すと言う事を…】



私は頭の中で約束をした。


そしてそれを祖父や父、大女将に話をすると…



〔ではそれは貴女が預かってて下さい。私は言われた玉がどれなのか?を捜したいので…〕


と大女将が言った。