何か?
を挟む様な形で袋綴じに成ってる最後のページを私は指さし父に説明した。



袋綴じには成ってるけど両面には普通に文字が書かれてあった。


私は大女将に開けていいか?
と尋ねると…



〔その中には貴方達が捜してるお経の紙が入ってます。〕


と大女将が言った。



中を確認しないとダメなので父がもう一度、大女将に開けていいか聞くと…



〔仕方がありませんね…私も観た事がありませんが開けて中を観て下さっていいですよ。〕

と言う返事返って来たので私は父に開けるよ!と言い側面を丁寧に上の方から下へと破って行った。



中から出て来たのは四つ折りに成った古い和紙だった。


四つ折りに成ったその和紙を開き観ると墨で書かれた二重の円に書かれたそして中に四神とそして二十八宿が書かれ五行等も書かれておりまるで魔方陣みたいな感じに思えた。


そしてその円の真ん中に【地】と大きく書かれてあった。



・・・・・・・・。


これ…

お経でもなんでもないじゃない…

これって…



地神様が使うそのままんなの魔方陣で地神様の念力の源に成る物じゃ無いの?


私はすかさず父を観ると…


父が頷いた。