後は…



お経だよね…



誰が書いて誰が奉納したかだ…



私は続けて尋ねようとしたら…



【これ以上、我らに纏わりつくな…】


そんな声が聞こえ今まで居たモノが一斉に姿を消した。



・・・・・・・・。



まただ…



必ずと言っていいほど声がすると皆、一斉に居なくなる…

姿を消してしまう…

気配も感じなくなってしまう…



一体なんなんだろ?


良くわからない…



印を解き部屋に帰り父と祖父に聞いた話を言うと…



「翡翠玉と水晶玉そしてお経…」


父は考え込んだ…


少しして…



「なるほどな…」

父は納得した様な顔をして言った。



祖父もそう言う事だったのか…

そう言うと二人とも顔を見合わせ…



《奏。今日は中止にしょう…》


二人がハモった。



なんなんだ?

と言う顔をすると…



「先に奏が聞いた翡翠玉と水晶玉そしてお経の紙が無ければこれは解決しない…そしてそれを知らずに今日やってしまったらお前は確実に地神に支配されてしまう…先に捜す物を捜して返してからの話だ…」


父が言った。



そして大女将の所へ行く事に成った。