自分の代わりはもう産まれない…


産まれて来てはいけないから…



この世に必要な神は全て揃った。

空室はもうない…


天変地異を引き起こす地神も火神も水神も風神も雷神も…


精霊、妖精も…


だから何処も空室が無いのを私は確認して私の中に返す神は誰もいない…

そう確認したからこそ決めた事…




そして新しい神を産むと言う事はもう無いと思う…



私は鎧に話をしなくちゃいけなかった。




祖父との争いを避けるには私達がこの世に出て来ては行けない事。

存在しては行けない事。



物語として語り継がれる事はあったとしても私達がこの世に産まれて来る事と降臨する事がいけない事なんだと言う事を話さなければ成らなかった。

祖父との争いを…

避けたかった…

家族の絆をズタズタに引き裂く様な事は絶対にしたく無かったから…



だから私は鎧達四神に話をする必要があった。


話をしないと同じ事を繰り返すんだと言う事を…

ここで止めないと…

誰かが止めないと永遠のメビウス状態に成る…



話をする必要があるんだ…