鎧に言ったら必ず邪魔される…



私は考えてる事を止め鎧に儀式はどんな事をするのか?
聞く事にした。



【儀式は…この部屋で…廟の中で…陣の中で始める。四神が東西南北、四方に分かれ位置につき奏お前は陣の中に入る。四神の意識を奏お前と同じにし念力を送る。そして私が呪文を唱える。お前と私達の意識が一致した時お前の意識は私達と同じ空間へ移動する。そしてそのまま異次元へ…】


鎧はそう言った。



【お前の身体から意志と意識だけが抜ける。そして強い意志があれば我らの場所へ来ても姿を保つ事が出来る…その為に精神統一が必要だった。お前は覚醒しそれを可能にした。今度こそ…今度こそは一緒に…】


鎧はそう途中まで言い話を止めた…




私の役目の一つは既に済ませた。

地神を産んだ…

そして元いた場所へ地神を返した。




地神は鎧と私を父と母と呼んでた…

確かに…

私が産んだ…

鎧の子を…

神の子を産み巫女としての私の役割を果たした。



母と呼ばれた私は地神の事を気にしていた。


過去の事があったから…



温泉旅館との因果がある…


大丈夫なのか…