この三つの家宝を私が継ぐと祖父から聞かされた…


父でも無く…

兄でも無く…


この私が…


普通は父が継いで兄が継いでのはずなのに何故か?この私…



おかしくない?


祖父に言うと…


【奏…お前にしか出来ない事なんだ…奏が大きく成ったら解る事なんだよ…】

祖父は小6の私に言った。



私の能力って一体なんなの?

と祖父に問い掛けたけど祖父の返事は…


【お前の能力はこの3つを使いこなせる力なんだよ…】

爺ちゃん…
解らないよ!!


この三つの物を使いこなせる力…


そんなのいらない…


こんな怖い物ばかりを私が使いこなせる訳がない…


【儂は使いこなせなかったよ…奏お前なら大丈夫だ…私より遥かに能力は高い。それに今はまだ小学校6年でまだ子供だけど大きく成人を迎える頃には必ず使いこなせる様に成ってる筈だから…】

祖父に言われた…




祖父の言う通り…


私が成長する度に…

お誕生日を迎える度に能力は日増しに倍増していった。


そして今、祖父には勝てないけど…


父と同じ位の能力を私は身に付けたと思う…


知らないうちに頭の中に呪文みたいな…お経みたいなのが浮かぶ…