九条家には代々、伝えられてる品がある



一つ目は勾玉…

これは随分と昔の物なのに今も不気味な光を放ってる…


二つ目は…

鏡…

この鏡がまた…

観ると怖い…


…………………。


どう怖いか?

それは自分の後ろに居る人が見える鏡…

私は小6の時に初めて祖父に連れられ観に行った時…

私の後ろ…

正確には両肩と頭の上そして背後に無数の人が見えた…


祖父曰く…


私の守り神だと言った。

普通はこんなにたくさんの人が付くのは珍しい…

と祖父は感心していたのを覚えてる。



そして三つ目が…


剣…

熊野大社から昔、受け継いだと言う話…


熊野大社と言えば…

スサノオなど烏伝説のある由緒正しい所からの物…


うちの九条家は一体なにを宗教祖としているのか?

私にはさっぱり理解出来ない…


私には陰陽師と言う事しか解らない…



皆、異なった能力を持ちその能力は親や兄妹であっても言え無いと言う…


極秘だと言う…



この家は本当に意味が解らない家だよ…