やっと、昼御飯!!


私はというとまたあの庭に来ていた。



ベンチにすわって背伸びをする。


「んーー!!」



悸依がてを伸ばし上を見上げると…



「うわあっ!」



マントを深くかぶった3人組が私を見ていた



「だ、誰?」




「あはっ!気づかれちゃった」


「お前何が目的だ?」




「は?、何って見ればわかるじゃないですか…お弁当食べるためですけど?」



「あ、ごめんね質問の意味がわからなかっ

たかな?なんでここに来ようと思ったかを

聞きたいんだよ」




「は?」




やばいまた出てしまった…



まぁ今はそんなの関係ない。




「皆さんいってることがわかりません

私はここが気に入ったからいるだけです」




「そうか、じゃあもうここから出ていけ」




「な、なんで私が出ていかなきゃいけない

んですか?大体あなたたちは誰なんですか

名前もなのならいで失礼ですよ?」



「…あぁすまない俺は天桜のトップだ

名前は池神 新[いけがみ あらた]」


「僕は、天桜の幹部だよ名前は

水坂 朱 [みさか しゅう] 」


「俺は天桜の幹部魅風 光[みかぜ あきら]




新「俺達は天桜だ、名前ぐらいは知ってるよな?」



「はい3つのグループのトップ…ですね?」


新「あぁそうだ、お前の名前は?」




「如月 悸依です [きさらぎ きい] 」



新「じゃあ悸依、もうここには来るなよ」


「え、なんで?私がここにいちゃいけないの?」



朱「僕は、全然いいけど。…」


新「そうだな。天桜の倉庫前だからな

ここに来るとお前が危険になる。」



「そうなんだ、私のゆういつの落ち着ける

場所だったのにな…」


悸依は悲しい顔でうつむいた。




すると…




朱「あーちゃん…いいよね?」



新「たく、しょうがねぇな。悸依今度から

ここに来てもいいぞ。あ、でもここに来る

ときは俺たちの誰かと一緒な?」




「え、ほんとに?いいの?え、だって私…」


新「その代わり悸依には天桜に入ってもらう。」



「え?私喧嘩とかできないよ?」


新「いいんだよ、お前は俺達に守られとけ


「え、でも悪いし…」


光「いいんじゃないのか?新が決めたこと

だし…もう仲間だろ?」



光のその言葉をきいて私は涙が溢れだした


ここ何年も人に優しくされたりしたことの

ない悸依は『仲間』という言葉が嬉しくて

たまらなかった。