クラスのみんなはあたしの
そばから後ずさりをする



怖いんだろう。あたしが。





あたしの手からは
真っ黒な血がダラダラと
流れてくる。




「  だっ誰か保険の先生! 」





サキのグループのみのが
大きな声で叫ぶ。




隣のクラスにもあたしの
噂が広がったみたいで、



みんなが二組に集まってきた






もちろん紫絵ちゃんもね








「 みんななにしてんの?!
  ちょ、っと通らしてよっ
  あおいちゃんっ!    」









あたしのそばには
紫絵ちゃんだけが居てくれた。