「おはようございます」
そう言って教室に入ってくる永原先生
今日もカッコいい…んちゃって。
「ここは…こうで、こうして」
先生の声は低くて落ち着いてる感があって
聞いてると安心する。
でも、聞きすぎてると…

「じゃあ、剱崎さん…これわかる?」
「……」
「剱崎さん?」
「美紅?」
「ん?」
「先生に当てられてるよ」
「え…?あ、すみませんっ!」
当てられてるのに気づかなくて恥ずかしい思いをすることが多い。