桜がヒラヒラと舞い落ちる今日、この日。

そう、季節は春。

わたし、ただいま入学式にやってまいった!

今日から高校生

わたしの変なキャラがばれないかといまもドキドキハラハラ

友達‥

出来るといいな‥。

わたしのへんなキャラじゃないキャラで友達‥

ゲットだぜ‼︎

ついでに彼氏もゲットだぜ!!

なーんてへんな事を

綺麗な桜の木のしたで考えてた私

そんな私の目に、、、

イケメンがみえた。

うーん、桜の下にイケメンか。

いい絵になるねぇ。

またくだらないこと考えてたらイケメンがこっちむいて、、



ほ、微笑んだ!!!!!

ドックンドックって私の心臓がざわめいてる!!!!!
なに!?なんなの!なんでこんなに‥

心臓がうるさいの!
も、もしや!これが恋!?

恋なのか!?生まれてこのかた一度も彼氏なんかいなく16年間生きてきたくせに初恋もまだで恋がなんなのかいまだにわからないこの私が恋!?


‥うそ、だろ‥?
「ねぇ」

い、イケメンが話しかけてきた!!!!!

「わ、わたし?」

「うん」

な!なんだろう!
も、もしかして告白?!イケメンがわたしに告白!?やばーい!

え、まぢで告白だったらどうしよ!
きっとわたしに一目惚れしちゃったんだ!

‥そんな幸せな妄想に浸っていながら
イケメンの次の言葉をまっていると‥

「ジロジロみんのやめてくんね?キモイから」

妄想とわ真反対な残念な言葉を言われた‥

生まれて一度もきれたことのない穏やかな私も流石にキレた。

「おいコラあんた!!!!!あんたが先にわたしにちょーーー、微笑んでたくせに何様だ貴様!!!!!」

「‥は?微笑んでた?あたま、大丈夫か?おまえ。俺は微笑んでたんじゃなくて俺を見てにやけてるお前を見て笑ってたんだよ。わかった?バカ女」

「‥だ」

「は?」

「お前がそんな綺麗な顔してるからいけないんだ!




しね!そしてその顔面くだけ散れ!」




言った瞬間逃げた。

これぞ言い逃げってやつな。


まだまだ言いたいけどむかつくからもう逃げよう。うん

「おいこらまてっ」


クソ男がなんか言ってたけど気にしない気にしない!

さ、いそいで体育館行かなきゃー!


気分最悪な入学式は終わって
クラスにむかう。

さぁ、このドアを開ければわたしのハッピーライフがまっている!

ガラッ

‥そこには女に囲まれ心底嫌そうな顔をしている


さっきのクソ男がいた‥。

終わった。わたしのハッピーライフ

さよなら。華やかなJKライフよ‥

あんまり目を合わせなように

自分の席にむか、


‥ん?

ぇ、まって?ここ、私の席だよね?

間違っちゃたのかな?

確認するけどやっぱり間違ってない

そーなると‥

「おいクソ男」
「あ?」

クッソ機嫌わるそーな顔してこっちを向くクソ男

「クソ男、おまぇ、席間違ってんだろ」

「んなわけねーだろ、なんでだよ」

「だってクソおが座ってる席の隣が私の席なんだよ」

「くそおってなんだよ。この席であってるわ」

「‥くそおが私の隣なわけない。あたま大丈夫‥?」

心底嫌そうな顔をするくそお。