「・・・別に」 「えぇ―!!」 「用はそれだけ?」 「えっ!? ち、ちがうよ。あのね、 僕の席から屋上(ここ)が見えるんだ♪」 「・・・で?」 「つ、つめたいなぁ~ で、えっと・・・ さっき窓から屋上(ここ)みてたら 早瀬さんが空中に足を投げ出したから ヤバいって思って走ってきた! 間に合ってよかったー」 彼は、安心したように笑う。 「幸せそうね」 「え?」 「私とは違って幸せそうねって言ったの。」