「ふぅ、とりあえずアンダーワールドへのログインは完了したかな？」
結局、雪は恥ずかしながらも自分のアカウントの耳は猫のものになった、尻尾までくっつけたのだ。
「と言うか、服を買わないと。インターネットの中とはいえ、流石に短パンとシャツだけだとださいし。」
アカウント用の服はアンダーワールドのネットショップに売っており、ありとあらゆる種類がある、もし気に入ったものが無くても、頼めば作成してもらえ、自分だけの服を持てる、勿論、値段は少し高くなるが。
「私も、作成してもらうかな…」
アンダーワールドのアカウントショップへ行く。
カランカラン…ネットの中なのに実際の店に入るような不思議な感覚がある。
『いらっしゃいませー』
女性店員が近づいて来た、綺麗に着飾っており、とても、優しそうに見えた。
「あの、作成はお願い出来ますか？」
申し訳ないと思いつつ聞いてみる。
『えぇ、可能です。どのようにいたしましょうか？』
めんどくさそうにする様子も無く、にこやかに聞いてくる店員。
「袖の長い袴のようにしてください、色は黒で、靴は踵の高い黒の靴をお願いします。あと、チョーカーに大きめの鈴を付けてください。」