そう言って1人玄関に行く日野くん。



「うんっ。」



私も階段を駆け下りて靴を履く。




「ねぇ、どこ行くの?」



外に出てそう聞くと日野くんはイタズラに笑った。



「ホテル。」



「は⁉︎ 」



ほほほほ、ホテルって?もしかして…その……



「俺、もう我慢出来ない…」



「ふぁっ⁉︎ 」



やっぱそうなんだ……



「けっ、健全なんだね!!」



緊張で固まる表情や、熱を帯びている頬を隠すように俯く。