「寝顔とか……見られてたりした?」




私がそう言うと日野くんはニヤリと笑った。



「観察させてもらった。感想はさすがブスって感じだな。」



「ひどっ!」



否定はしないけどさ……。



「見られてたとか…恥ず……」



近くにある枕に顔をうずめる。



「そこまで恥じるな。今更だろ。」



「うっさい!」



なによ、今更って……ひどすぎる。



「それより…どこか行こうぜ。」