「涼介って、中学のころ、めっちゃ遊び人だったらしいよ・・・ヤッたら、捨てるとかも・・・。まぁ、あくまで噂だけどね・・・・・。」


嘘だよ・・・そんな噂・・


「嘘だよ嘘!!・・・・きっと・・・」

私は不安で少し涙目になりながらも、里沙との電話を終えた。


少し開けた窓の隙間から、暖かい春風がはいって来る。


でも、私のココロは冷えきってしまっていた。






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