駐車場まで来て
先生は車に近づく…

私は…助手席の後ろに乗ったら…

「前に乗れよ…
寂しいじゃん!」

でも…前に乗ったら…彼女さんに…

「彼女なんか居ない」

そうなんだ…でも…キッチンは綺麗に
去れていたから…彼女さんがきて…

「綺麗にしてくれてるのは…
時たま来る…母親だ…
良いから乗れよ…」

私は…助手席に乗り
シートベルトをした…

「先生…寺崎先生は心が…
読めるのですか?」
「はぁ!?」