「あっ、美雨ー!遅いよ!」

「ごめんー!寝坊しちゃって...。」

「もー!まぁ、ギリギリ間に合って良かったじゃん」


この子は、私(藍沢 美雨)の小学校からの親友(大原 いろは)である。


「うん、叱られちゃったけどね」


でも、不思議とあの人に叱られても悪い気はしなかった。