そこには、染めたことの無いようなツヤツヤな髪。

そして、ずっと見つめると引き込まれるような綺麗な目。



そう、朝の先生が立っていた。



「君、入部希望?」

「はい…」

「じゃ、学校の校歌歌ってみて」



いきなりそんなこと言われても……。
こんなたくさんの人の前で歌えないよ。



「歌えないの?」

「……」

「こんなことも出来ないなら、入部しないでくれるかな。ここは、生半可な気持ちじゃつづけられないよ。」



な...!!??なんなの?!



「うたえます!!!!!!!!!!!」



皆が一斉に私の方を見た。

ゆっくり、深呼吸をして



「北の命此処に燃えろー
空高くー
夢ー、夢ー、夢ー」




どうよ!!!!!!!と、私は先生にどや顔をした。すると