他の先輩も、私によくしてくれ、初めての練習でもとても楽しく歌うことができた。



「美雨ちゃん上手だね…!びっくりしたよ!」

「本当ですか?!嬉しいです!!」

「フォルテとかの、記号覚えて発音と発声しっかりやればもっと上手くなるよ」



その時、部室の扉が開いた。


その瞬間に先輩達の雰囲気は変わり、一瞬にしてピリピリとした緊張が流れた。