「「「春ー、それは切ないー」」」 凄い。凄い。凄い凄い凄い。 身体中に電気が走るように、ビビっとして、身体の底からだんだん熱くなって、とてもドキドキする。 「凄い…」 今までにない、この感情。 なんだろう、とてつもなく、熱い。 「入部希望?!」 「…あ、はい……!」 優しそうな先輩が話しかけてくれた。