「じゃ、あたしバスケ部の見学行くから、ばいばい!」

「うん。じゃあね!」


4時くらいの校舎は、朝とは違いオレンジ色の光に包まれて、不安になる。

どこからか、綺麗な声が聞こえて来た。
その声の先に行って見ると



「ここが、合唱部の……」




私は、その扉を開けた。