「遅くなっちゃったな…」

委員会の方の看板制作がひとだんらくした時には、もう6時を過ぎていた。

流石にもう作業をしている人はほとんどいなくなって、静かになった。

私は荷物を取りに、教室に向かった。

「あれ…誰かいるのかな…」

教室の明かりがまだついていて、中には何人か人がいるみたい。

しゃべり声からして、男子だろう。

入りづらいな…