「ん…?なんかいい匂い…」

リビングに入ると、キッチンからいい匂いがした。

鍋を覗き込むと、まだ温かいシチューができていた。

「…なんでシチュー…?あいつ、俺の好きなもの知ってたのか?」

って、これあいつが作ったってことだろ?

…食えんの?

とりあえず、皿によそって食べてみることにした。

「……」

……!

うまい…

なんだ…今まで食べた中で一番美味いというか…

俺の好きな味だな。