「す、すごい…」

「……」

あんかけチャーハンに中華スープ。

こんな短時間にできるなんて…しかもすごく美味しそう。

「い、いただきます」

チャーハンを口に入れる。

「美味しい…お、お店出せるよ!?」

「別に…普通だろ//」

そうは言うものの、なんだか悠も嬉しそうだった。

「美味しいなぁ…」

スープもあったかくて、なんだかとても落ち着く。

「美味し…い…」

ポロポロ

急に胸がキュッと締め付けられて、涙がこぼれた。

「合田…」

「ご、ごめんね…なんでだろ…」

ぽんぽん

私の頭を撫でる悠の手が、優しくて、優しすぎて…

涙が溢れてきた。