「大丈夫だから…」

「何が大丈夫だよ!さっきだって俺が通んなきゃお前どうなってたか分かってんのか!」

「まぁまぁ…悠は合田のこと心配でしょうがねぇんだよ。送ってもらいな」

「うるせぇ」

川島くんは悠に睨まれたけど、ずっとニコニコしてて、この2人は仲がいいんだと思った。

「か、川島くんもごめんね…私のせいで」

「そんなこと気にすんなって。あと、涼介でいいから、鈴ちゃん」

「あ…えと、ありがとう、涼介くん//」

なんか、人の名前を面と向かって言うのって恥ずかしい…

「……!あー、えっと俺用事を思い出したから、先帰るわ!鈴ちゃん、悠をよろしく!」

慌ただしく、先に走って行ってしまった涼介くん。

「なんだあいつ…今日は家帰ってゲームだって言ってたのに…」

「…」