(鈴side)

この前の、コンビニのチョコパン美味しかったなぁ…

私は、またあのパンが食べたくなって、コンビニに向かった。

少しくもった眼鏡を拭きながら、私はコンビニに入ろうとした。

ドンっ

「あっ…」

隣にいた人と肩がぶつかって、眼鏡を落としてしまった。

「す、すいませ…「痛ぇな…お?」

「ねぇ、彼女かわいいじゃん。俺らと遊ばね?」

え…わ、私!?

っていうか、この人たちあからさまに不良っぽいし、俺たち危ないやつですオーラ出てるんですけど!?

「いえ…私はっ」

「いいじゃん、ちょっとだけ」

「あ、すげー俺の好み」

怖い…

悠とは全然違う怖さ。

無理やり掴まれた腕が痛い。

「行こうぜ?」

「やめて下さいっ…」

怖い…誰か助けてっ!