「……なんで…」

「なんとなく」

「……」

悠は私の手から眼鏡を取ってそのままその眼鏡をかけた。

「やっぱり…度入ってねぇし」

「……っ、返して!」

私は悠から眼鏡を奪って

「ごちそうさまでした。」

その場から走って

逃げた。