家に帰って、保冷バッグを開けると、中には大きめのチョコレートケーキが入っていた。

「バレンタインにケーキって…あんま聞かねぇけど…」

恐る恐る口に入れる。


「美味っ…」

なんだ、あいつ。まともに作れんじゃねぇか…


ガリっ

「!?」


音の正体は、チョコのかたまり。

完全に溶けてねぇーし…


まぁ、そういうものだと思って食えば…


「やっぱり、あいつのが一番うまい…//」


俺は1時間かけて、ケーキを味わった。


おまけ end