いつも通り、下駄箱に来て、靴を取り出そうとロッカーを開ける。

「は?なんだよ…開かねぇんだけど」

何かが途中で引っかかってるみたいだ。


「く、そ、がぁっ」


バンっ

俺は戸を無理やり引っ張った。


ドサドサドサ

ドアが開くと同時に、物がいっぱい落ちてきた。


「なんだこれ…怖っ」


そうか、今日はバレンタインデーか…


ものすごい数の箱だ。

20くらい?よく入ってたな。


下駄箱に戻すわけにもいかず、俺はカバンの中にそれを突っ込んだ。