でも、悠には全部お見通しみたいで


「無理すんな…震えてるじゃん」


「で、でも…」


「いいよ、お前がいいって言う日まで、ちゃんと待つから。無理しなくていい」


こういう時まで優しい悠は、静かに微笑んだ。


「ありがとう」


「って言ったのはいいんだけど…」


「?」


「今日は…一緒に寝ていいか?ずっと抱きしめてたい」


そういう悠の顔は真っ赤だった。


「うん…」