「誕生日なんて…祝ってもらったの何年ぶりだろ…っ、うえっ」


誕生日。


それは私がこの世に生まれた日。


今まで、私が生まれたことを嬉しく思ってくれる人なんて、いないと思ってたから…


誕生日なんて祝ってもらったの、本当に小さい頃だけで


プレゼントもそうだけど…


誰かの言葉や温もりを感じられることがすごく嬉しかった。


「俺がこの先、いくらでも祝ってやるよ」


そう言う悠の優しい笑顔が


「大好きです」