チャリ

「?」

私の首もとで何か音がした。

気づけば、私の首には綺麗なネックレスがつけられていた。

ネックレスの青色の宝石の中には、この夜空みたいに綺麗な星が輝いている。


「誕生日おめでとう」


「へ?」


「お前、人のことバカにしてたけど、今日自分の誕生日だって分かってる?」

「あ…忘れてた…」



「おもちゃみたいなもんだけど…」


「ありがとう…っ…」


視界が急にぼやける。


「へへっ…嬉しいなぁ」

「泣き虫」