私は悠に申し訳なくて、うつむいたまま。


悠はというと、そんなことはおかまいなしで、私の手を握ったまま席の方へ歩いていく。


私とこんなことしてていいの?


そう思ってる一方で、私の心臓はドキドキだった。


顔が真っ赤なのが自分でも分かる。


席に着くと、悠も私の顔を見ていつものように意地悪な笑みを浮かべた。


「顔真っ赤」


「……っ、悠が…」


「俺が、何?」


「悠が…手繋いだままだからじゃん…//」


悠はみんなが見ているのにもかかわらず、机の下で私の手を握ったままだった。


心臓がバクバクいってる…


悠は全然普通なのに…私ばっかり