悠は今…なんて言ったの?

涙で悠の顔が見えない。


「…え?」

「だから…好きだって言ってんだよ」


悠が私の両手首をつかんで、窓に押し付ける。

悠の顔がすぐ近くにある。

目をそらせない…


トクントクン…


すっと悠の手が離れて、悠の赤い顔だけが残った。


「無理矢理じゃねぇから…嫌ならひっぱたけばいい。」


「……//」


「顔真っ赤…」


悠の顔が近づいてきて、心臓の音がまた速くなる。



嫌じゃない…


悠はゆっくり、私にキスをした。