「こ…これ?」

「そう!衣装係の人が、鈴ちゃんにはこれが似合うんじゃない?って」

桃菜ちゃんがとりだしたのは、ウサギっぽいメイド服。

丸いしっぽと、リボンのついたうさ耳。

白のヒラヒラがついた黒のメイド服。

無理無理無理無理!!!



「ねぇ…これ絶対おかしいって…」

「やっぱり!鈴なら似合うと思った。」

「ねぇ、本当に…肌の露出面積広すぎだよっ」

「ええ?そんなに不安なら…男子に見てもらえばいっぱつだよ!ほら、行こう!」

もうやだ…

私は千春ちゃんと桃菜ちゃんに引きずられて、教室に向かった。