ガラッ

昼休みが終わって、教室に戻ってきた悠はすっごいイライラしてた。

「お前、なんなの?」

「別に…」

そりゃあ、怒るに決まってる。

悠はいつも…私のために2人分お弁当を作ってきてくれていたんだから。

それをドタキャンされて、怒らないほうがおかしい。


「俺なんかした?」


違う…

悠は何も悪くない。


「……」

「…こっち見ろよ」


こんなゆがんだ顔、見せられるわけない。


「もう…疲れたの」

「はぁ?」

「悠と一緒にいると疲れるの!!」

「……」


「そういうこと…」


私、最低だな…

自分の都合悠に押し付けてばっかり…

悠のこと傷つけて…

ごめんなさい…