河川敷につくと、川に近寄った。

この川は流れが早くて、深い。

溺れればきっと助からない。

「……死んだら、楽になれる?」

川の水面に映る自分に問いかけた。

すると、自分の後ろに一人の女性が映った。

ハッとして振り返ると、そこには黒いフードを被った女性がいた。