「俺、きっとまだ引きずってんだ。あの時で吹っ切れたと思ってたんけどなぁ。」




「私は嬉しいよ。」




「なんでだよ。俺じゃダメなんだろ。」




「でも嫌だと思う人なんていないよ。嬉しいに決まってる。

ただ、私には駆琉がいるから、それには答えられないよってこと!」




「要するに、お前は駆琉がいればいいんだろ。だから俺は…」



「ううん。蓮もいなきゃだめだよ。3人じゃなくちゃ。」




ふふって笑ってみせる。



蓮は、ますます難しい顔をした。




「意味わかんねー。」




意味なんて考えなくていい。



あの時からずっと3人だったんだ。



ただそれだけで、一緒にいる意味になってる。





それに、蓮がいなかったら、


駆琉と会うことも無かったかもしれないんだよ…?