角を曲がろうとしたそのとき…

「ずっと前から好きでした!付き合ってく

ださい!」

う、嘘!?生告白!?相手は誰だろ?

「俺、好きな子いるから…ごめんな…」

え…今の声って…

女子:「海くん、やっぱり好きな子いたん

だ…ごめんね!答えてくれてありがと!」

女の子は泣きながら走っていった…

い、いま『海くん』って言ったよね?やっ

ぱり先輩好きな人いたんだ…

真理:「あれ?凜咲じゃん…何してるの?そ

んなところで…しかもこんな時間に…」

振り返ると真理と智くんがいた…

私は涙をぐっとこらえて、

凜咲:「なんでもないよ!早く目が覚めたか

ら飲み物でも買おうかなって!」

智:「財布も持たずに?」

うぅ…痛いところを突かれた…

凜咲:「あのね…」

この2人になら話してもいいかな…