海:「…っ!?ごめん。悪かった。ただ俺は

心配して…凜咲が自分よりも周りを優先する

からつい…」

違う…周りなんか優先してない…私が悪いの

に…先輩に謝りたいのに涙が止まらないよ

先輩は、私の頭を撫でながら謝っていた。

ーーガチャ

担任:「おい!桜葉!大丈夫か!?…っと…邪

魔したか?」

み、見られた…先輩に頭を撫でられてるとこ

ろ先生に見られた…

海:「いえ、大丈夫です。傷が痛いようで泣

いてしまったみたいで…」

フォローありがとう…

担任:「そ、そうか…うわぁ、痛そうだ

な…じゃあ車持ってくるから待ってろよ。」

海:「ありがとうございます」

それから先輩は車に乗っても私が落ち着く

までずっと、頭を撫でてくれた。