ーーズキ

何よ…どうしてそんなに怒るのよ…私は先

輩との初めての行事の思い出を作りたかっ

ただけなのに…私の中で何かが切れた…

凜咲:「…さい。」

海:「は?」

凜咲:「うるさい!私はただ先輩との思い出

を作りたかっただけなの!ばかだなんて言

わないで!」

言っちゃった…助けてくれたのに…私が我が

まま言っただけなのに…悔しくて先輩に当た

るなんて最低…

海:「なに?お前好きな奴でもいんの?」

凜咲:「いるよ…」

海:「ふーん。思い出くらいいつでもできん

だろ」

冷たい目で私を見た

凜咲:「…っ!」

なんで、どうしてそんなに冷たいの?…どう

して八つ当たりなんかしちゃったの?

私の、気持ちが涙として流れてきた…