朝、目覚めた瞬間の
どうしようもない虚しさは
昨日開けたお酒の缶の数と
比例していて




ダルい気分を追い払いたくて
嫌な雑音を振り払いたくて
TVの星占いも無視して
左足から家を出る




ヘッドホンを取り出して
何か明るい曲を聴こう
この気分と正反対の歌を
落ち着いていられるように




速いピッチで
ペダルを濃いで
運動不足の体が
悲鳴をあげて




息が切れて、
苦しくって、
悲しくって、
心臓が暴れて、



そこでやっと気付く




自分が生きてるってことに。