「は⁇泣いたら 許されるとでも思ってんの⁇
……性格 腐ってんだろ。
そういう女、大っ嫌いなんだよ。」
吐き捨てるように言って、瞬也君⁇はどこかへ行った。
「ごめん‼︎杉原さん……だよね⁇
本当にごめん‼︎
瞬也、誰に対してもああいう態度とってるから……杉原さんだけじゃないから、心配することないよ⁇
誰に対してもそんなこと言ってる瞬也もアレだけど……でも、全然 気にすることないから‼︎」
瞬也君と一緒に居た人が早口でそう言った。
「……あっ、俺 "森川 拓斗" さっきのが俺の双子の兄の瞬也。
口悪いけど、本体は悪いやつじゃないから……嫌いにならないでくれたら嬉しいかな。
とりあえず、俺 瞬也 追いかけるから……後で 今 不快にさせちゃった分お詫びするから……‼︎」
