「う~ん。わからないけどきっと今日なら勝てるよあっ先輩ジャージお願いします!」私も奈々がたたんだジャージを先輩たちに配りながら答えた。私たちは南中に勝ったからまだ会場にいなくてはならない。負けたチームで泣きながら荷物をまとめる子もいた。なんとなく胸が切なくなったがすぐに先輩のあとを追った。
次の試合は午後で1時間半ぐらい時間がある。まだ戦う相手は決まってないがとりあえずエントランスでお昼を食べることにした。といっても私たちの学校のスペースは小さめで窮屈なので私たち4人組は外で食べることにした。 「えっとぉ・・・・。どこで食べる?」お弁当を持った奈々がきょろきょろする「ベンチとかないかな??」友夏もあたりを見わたす。「あっあそこがいいんじゃない??」愛美が見つけたとこは可愛らしいベンチと小さな白いテーブルが置いてある場所だった。「いいねっあそこにしよ♪」私たちはベンチに腰をかけた。レンガに囲まれた花壇のそばにありすごくオシャレ。小さな公園とかカフェにありそうな感じで近くに綺麗な花も咲いている。
「ここすごくオシャレだし可愛い!いいなぁ・・将来結婚したらこんな風な庭にしたいな」乙女チックな友夏は大喜び。「はぁ~お腹すいたー!!早くみんなで食べよう?!!もう死ぬかと思ったよ」愛美が一番最初にお弁当に手をかけた