｢美和先輩大丈夫かなぁ･･･｣悩んでも仕方ないことはわかってるけど･･･｡ブクブクと湯船に潜っていった

ー次の日ー
授業も終わり生徒たちが部活をやりに去っていく｡教室にポツンと一人､美羽が日直のため残っていた｡｢ふぅー日誌も書いたし行こっ｣机を整えて職員室に向かった｡職員室はなんとなくキライ･････｡職員室にいるのは全員大人であの中には味方が誰一人もいない気がする｡キライな先生もいるしタバコの臭いも苦手｡
日誌渡したら早くでて行こうと考えていたとき､職員室のドアがガラガラと開いた｡｢あっ｣出てきたのは美和先輩と美和先輩のお母さんだ｡美和先輩も私に気づいた｡｢美羽･･｡｣｢美和先輩･･･｡もう転校しちゃったんだと思っていました｡｣
｢ごめんね勝手なことばかりして｡みんなにも迷惑かけちゃったよね｣美和先輩は少しうつむいて無理やり笑っている｡もとから色白だった美和先輩だが痩せたせいか少しやつれて見えた｡｢謝んないで下さい｡美和先輩は全然悪くないんですよ?転校してしまうのは残念ですけど･･｣私がそういうと隣にいた美和先輩のお母さんがニコッと微笑み｢今までありがとうね 美和はいい後輩を持ったわね｡｣と美和を見た｡美和先輩は真っ直ぐな瞳で私を見た｡