と留利香は、

正樹に手を差し伸べる。



正樹は、



留利香と、手をつないだ。

いじめっ子はそれを見て、

さぞかしショックだったであろう。


だって、

好きな子が、
いじめられっこの正樹なんかと、

手をつないで

笑い合っているのだから。