「星夏。今日は少し遅くなるから、

コンビニで、好きな物を買って食べなさい。」



とお父さんは私に1000円を差し出す。



500円しか使わないぞ。
節約のためだ。


こんな風に、


お金を大事に、

家族を大事に生きていた私達二人。



絶対に失いたくなかった父さん。


失わない。


と言う自信もそれなりにあった。